カルシウム
現代人は慢性的にカルシウムが不足していると言われています。厚生労働相が定めている日本人のカルシウムの耐容上限量は2,300mg/1日です。これは、約牛乳2リットル分に相当します。カルシウムを上手に摂取し、強い骨・健康な体を保ちたいものです。
1. 体内での役割
カルシウムは体内に最も多く含まれるミネラルで(体重の1~2%を占める)、このうちの99%は骨や歯に蓄えられ、残りの1%が血液・組織液・細胞や筋肉などに存在し、体の様々な機能を調整する働きをしています。血液中のカルシウム濃度は非常に狭い範囲で一定に保たれており、濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンの分泌が増加し、主に骨からのカルシウムの溶出が大きくなります。骨は吸収(溶出)と形成(沈着)を常に繰り返しています。
血液などの存在しているカルシウムの働きとしては、1.筋肉を動かす働き、2.脳や神経の情報を伝える働き、3.出血を止める働き、など他にも人間のからだが正常に機能するために重要な役割を担っています。
2. 不足2>
骨粗鬆症
血液中のカルシウムが足りなくなると、副甲状腺ホルモンの働きによって、骨の中からカルシウムが溶け出します。この状態が継続的に続くと、骨の中がスカスカになり、弱くなって腰や肩が痛くなったり、曲がったりしてしまいます。
高血圧
血液中のカルシウムが不足すると、骨からカルシウムが溶け出して血管の壁の細胞の中に入ります。そうすると、血管の壁が縮み血液が通る道が狭くなり、血液を強く押し出さなくてはいけなくなり、血圧が高くなることがあります。
またこれに付随して、動脈硬化がおき、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります。
3. 体への吸収
カルシウムといってもすべてが同じものではなく、吸収率のよいもの、溶けやすいもの溶けにくいものなど様々です。その中でも乳酸カルシウムは、水に溶けるので吸収率が高いと言われています。カルシウムは溶けることによってイオンという状態になり、大きさが小さくなります。このため、小腸の粘膜を通過しやすくなり、体内に吸収されやすくなります。
また、クエン酸にはキレート作用という効果があり、ミネラルを包み込み体内へ吸収されやすくします。
溶けやすい乳酸カルシウムとクエン酸、さらに吸収と利用に関わるビタミンD3が配合されているクエン酸サイクル飲料は、不足しているカルシウムを補うには、最適なサプリメントと言えると思います。