ビタミンC
ビタミンC(Vitaminn C)は水溶性のビタミンの1種。化学的にはL-アスコルビン酸と呼ばれています。人はビタミンCを体内で合成できないため、必要量はすべて飲食などによって外部から摂取する必要があります。
風邪の予防などのために、この時期は特に意識的な摂取が推奨されます。他にも、コラーゲンの合成や免疫力向上など、多くの働きがビタミンCにあります。
ビタミンCの働きには、コラーゲンの合成、細胞の酸化を防ぐ、鉄分の吸収を良くするなど数多くあります。また、免疫機能を担う好中球を活性化させる働きがあります。これによって体の免疫が向上するので、この時期に流行する風邪やインフルエンザの予防に役に立ちます。
ビタミンCの欠乏
肌の張りがなくなる、筋肉が弱くなる、傷が治りにくく、免疫力が弱まる、疲労感・脱力感がある、骨折しやすくなる、などの症状引き起こすことがあります。
厚生労働相が推奨する1日当たりの摂取量は、成人の場合100mgです。ただ、ビタミンCは水溶性ビタミンなので、一度に大量に摂取しても、必要量以上は体外に排出されてしまいます。そのため、必要量を毎日、数回に分けて摂取することが大切です。
ビタミンCを多く含む食品
柑橘類、イチゴ、バナナ、赤ピーマン、ブロッコリーなどの果物や野菜に多く含まれています。
ビタミンCは、水に溶けやすく、加熱すると壊れてしまいます。調理する時は、洗いすぎず、加熱する時間をなるべく短くするなどの工夫が必要になります。
ビタミンCを十分量摂取でき、さらにコラーゲンが配合されているクエン酸サイクル飲料は、新陳代謝を活発にし、肌や骨の合成に役立つものと思われます。