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冷え性

からだの他の部分が温まり、冷たくないのに対して、手や足の先が冷えているような感じが続くことです。冷え性は言い換えると、血行不良ともいえます。
冷えや低体温は万病のもととも言われ、肩こり・頭痛・腰痛・腹痛・生理痛・不眠などの症状があらわれます。

冷え性の症状

末端冷え性:手足の冷えなどの体の末端の冷え
下半身冷え性:下半身だけが冷える
内蔵型冷え性:体の内側が冷える(お腹)

具体的な症状

頭痛・肩こり、風邪をひきやすい、腹痛や下痢、集中力の低下、肌荒れ、生理不順、不眠

冷え性の原因

血行不良により、体の隅々まで血液が行き渡らない状態が続き、血管が収縮しているため冷えてしまう。その要因としては下記の4つが考えられます。

1. 食生活の乱れ

加工食品の取り過ぎ、三大栄養素の過剰摂取、ビタミン・ミネラルの不足などの要因があります。ファストフード、チョコレートなどのお菓子は体を冷やす効果があり、さらには血液の流れを悪くさせる効果もあるといわれている。

2. 運動不足、筋力の低下

運動不足は体の代謝を低下させ、血液の流れを悪くさせます。また筋力が低下することで、筋肉が生み出す熱の量が減ってしまい、体が温まりにくくなります。通常、1日の生活における骨格筋の熱生産量は全体の約6割を占めると考えられています。

3. 衣服など締め付け

女性に多いことですが、体にぴったりとした服を着ていたり、きつい下着を身に着けていると、体を圧迫し血液の流れの妨げになります。

4. 室内外の温度差

冷暖房の普及により季節による室温の変化が少なくなったため、四季の温度変化に対する適応力が低下している可能性があります。冷暖房の設備に頼り過ぎていると、神経が鈍り、皮膚から脳への温度変化の情報がうまく伝えられなくなってしまいます。

冷え性の対策

お風呂に入る:シャワーだけで済ませずに、ぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。
体を温める食べ物を食べる:冬が旬の野菜、根菜類、生姜・にんにくなどを食べましょう。
他にも、運動する・しっかりと睡眠をとる・下半身が温かい服装などがあげられます。

ビタミン・ミネラル不足と冷え性の関係

食事から摂取した糖分はブドウ糖に分解されます。ブドウ糖からエネルギーを得る際にはクエン酸サイクルという反応が重要になります。この反応において、ビタミン・ミネラルが必要です。

ビタミン・ミネラルが不足してしまうと、せっかく食べた食べ物からエネルギー・熱を作ることが出来ず、体温が上がらなくなり冷え性になってしまいます。

偏った食事や無理なダイエットなどでビタミン・ミネラル不足にならないように、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
またビタミン・ミネラルがバランスよく配合され、ミネラルの吸収を助ける作用を持つクエン酸が入っているクエン酸サイクル飲料は、冷え性対策に適しているといえると思います。

温めて飲んでも美味しく、冷え性対策には、一層効果的です。
お酒の好きな方は、温めたクエン酸サイクル飲料を焼酎など、蒸留酒で割って飲むと美味しいです。さらにクエン酸サイクル飲料は、アルコール代謝を早くし、悪酔いし難くします。但し、アルコールの摂り過ぎには注意しましょう。