葉酸
葉酸とは
葉酸は、ほうれん草の抽出物から発見された水溶性のビタミンB群の一種で、ラテン語の「葉」を意味する「folium」と「酸」を意味する「acid」からFolic acidと命名されました。その名のとおり、植物に多く含まれています。葉酸は特にビタミンB12と一緒に働きます。
体内での働き
1. DNAやRNAを構成している核酸の合成に不可欠
2. 赤血球の合成
3. アミノ酸の合成やタンパク質の生成促進
4. 皮膚の粘膜の強化
5. 口内粘膜の強化
不足すると
貧血・口内炎・食欲不振・舌炎・下痢などの症状が現れます。
また葉酸は、ホモシステインからメチオニンを生成するのに必要とされるため、不足するとホモシステインが血中に蓄積し、動脈硬化の危険因子となります。
他にも、造血機能が異常をきたし、巨赤芽球性貧血、神経障害、腸機能障害などが起こります。
さらに重要視されているのが妊婦の葉酸不足。特に妊娠初期(4週〜12週)は胎児の細胞分裂が盛んな時期で、この時期に葉酸不足を起こすと胎児に神経障害が起こりやすくなると言われている。
ロンドンの大学の研究によると、1991年に妊娠前に適切な葉酸の摂取をすることで、胎児の脊椎披裂や脳・脊椎・脊髄(神経管欠損)の先天性欠損症を防ぐことができることを示した研究が発表されたにも関わらず、妊娠前に葉酸サプリメントを取っている女性は3分の1に過ぎなかったという発表があった。妊娠してから葉酸を意識して取り始める女性は半数以上に増加するようだが、妊娠前、あるいは妊娠する可能性のある女性も葉酸の適切な摂取を心がける必要があります。
通常、成人における一日の推奨量は「240μg」ですが、妊婦あるいは妊娠する可能性のある方の一日の推奨量は、「400μg(=0.4mg)」になります。例えば、茹でたほうれん草100gには、葉酸110μg含有しています。
クエン酸サイクル飲料には、高品質なマルチビタミンが配合されています。 葉酸の摂取を必要とされる方にも、お勧めのサプリメントです。