運動とビタミンの関係(ビタミンB群、ビタミンD)
運動とビタミン(今回はビタミンB群とビタミンD)の関係についてです。
1.運動とビタミンB群
種類と働き
B1(チアミン) → 炭水化物とタンパク質の代謝
B2(リボフラビン) → 炭水化物とタンパク質の代謝 → 酸化的リン酸化によるエネルギー産生
ナイアシン(B3) → 酸化的リン酸化によるエネルギー産生 → 酸化的リン酸化反応の電子伝達系に関与
B6(ピリドキシン) → 糖新生とグリコーゲン分解に関与
葉酸(B9) → アミノ酸代謝に関わる補酵素
B12(コバラミン) → アミノ酸代謝に関わる補酵素 → 赤血球の産生
*運動時には上記のすべての代謝が関連するため、ビタミンB群の摂取は必要。
参考:Manore MM (2000); Lukaski HC (2004)
2.運動とビタミンD
運動におけるビタミンDの役割
・骨の健康を維持し骨格筋を増加
・体内のカルシウムバランスを維持
・免疫システムを増強、他
ビタミンDが不足しているアスリートが多いことが多くの論文(下記参照)で発表されている。 特にバスケットボール、バレーボール、体操などの屋内競技でみられる。
Bescos Garcia, et al., Nutr Hosp 2011、Larson-Meyer, et al., Curr Sports Med Rep 2010 Hamilton, et al., Public Health Nutr 2010、Constantini, et al., Clin J Sport Med. 2010 Cannell, et al., Med Sci Sports Exerc 2009、Lovell G, Clin J Sport Med. 2008
ビタミンDを、1日20μg以上摂取することにより、下記のような項目が改善される可能性があります。

・骨格筋の機能
・骨格筋力
・バランス
・運動パフォーマンス
・タンパク質の合成
上記のように、運動時にはビタミンの摂取が重要である。 クエン酸サイクル飲料には、マルチビタミンとして11種類のビタミンがバランスよく配合されている。 運動時の飲料としても、是非クエン酸サイクル飲料をお勧めします。